Harlem New York

Katie’sディレクターインタビュー

溝渕哲也(Tetsuya Mizobuchi)プロフィール
1976年生まれ、青森で生まれ10歳まで北海道で育つ。11歳から東京、14歳から埼玉県ふじみ野市で育つ。20代前半よりプロミュージシャン(ベーシスト)としてレコーディングやライブを行う。2010年よりアメリカニューヨークへ移住。アメリカでは主にグラミー賞ノミネートのヒット曲で世界中で人気のThe Stylisticsのワールドツアーメンバーとしてニューヨークを拠点に世界中で活躍。日本では毎年ビルボードライブに日本人でありながらアメリカ人アーチストとして招聘される。そのほかThe Three Degrees,The Supremes,The Temptationsなどでもベーシストとして務めその活躍はアメリカブラックミュージック界において日本人として前例のない偉業と評される。2019年に日本帰国後もその類まれなる信頼度からアメリカから直接出演依頼がくるほどで帰国後もアメリカのアーチストのワールドツアーに参加し続けている。また、2007年にはThe Stylisticsと共にSMAP x SMAPの海外大物アーチストとSMAPの共演に出演。オンライン英会話スクールでもレッスン回数4000回以上の経験を持ち多くの日本人学習者に目から鱗のレッスンで瞬く間に人気講師となる。

 


 

Q まずはじめに、競争が激しく戦国時代とも言われる英会話事業の中でなぜあえて英会話スクールを立ち上げされたのでしょうか?

 

今ではどこでも飛行機で世界中へ簡単に行くことができます。これだけ世界が近くなるとそれぞれの夢を叶える範囲が広がり、日本人でも前例のない活躍なども期待されます。私もそのような経歴を達成することができたうちの一人なのですが一番苦労したのが英語でした。今の英会話業界は色々なスタイルがありますが理想と思えるスクールがありません。残念ながら多くの方が英語を克服できず、その結果夢も諦めざるを得ない状況の中で、英語を身につけることの手助けがあればそれぞれの夢に大きく近づけることができ、そのような方を多く輩出することができると考えています。私自身は実際に夢を叶えることができましたので今度はその経験に基づくスタイルで英語を学ぶ日本人のお力になれたら、夢を叶えるお手伝いができたらという思いのもとです。


 

 

Q ご自身のバックグラウンドを教えてください

 

もともと日本で生まれ育ってプロミュージシャンとしてやっていたのですが、音楽をやっていく中でやはり本場のアメリカでやりたいという思いが強くなって34歳の年に単身でニューヨークに渡りました。渡米前は英語は全く話せず英語は全てアメリカで身につけました。

 


 

 

Q アメリカに渡った時の状況を教えてください。

渡米といっても最初は何かが決まっていた訳でもなく、スーツケースと楽器だけ持って飛び込んだという感じでした。家探しから全てひとりでスタートという感じです。ドラクエのレベル1みたいな状態ですね。まずは聞き込みからみたいな(笑)当時は英語が全く話せませんでしたのでそれはそれは大変でした。今となってはいい思い出ですが、あまりにも大変でしたので人にはお勧めできる方法ではないかなと思います。(笑)


 

 

Q アメリカではどのような活動をされていたのでしょうか

*The Stylistics というアメリカ人のグループで唯一日本人としてアメリカを拠点に世界中でコンサートをしていました。ニューヨークに住んではいましたがコンサートは全米がメインで他にイギリスや日本、ブラジル、南アフリカなどの世界ツアーも毎年ありました。日本では毎年12月に*ビルボードライブにアメリカ人アーチストとして招かれてコンサートをしていました。

*The Stylistics: グラミー賞ノミネートの代表曲You make me feel brand newをはじめ、You are everything, Stop look listen to your heart, Betcha by golly wowなどヒットした曲が世界中のアーチストからカバーされているフィラデルフィアの伝説のグループ。日本では2006年の整髪料のCMでのテーマソングとしてCan’t give you anything but my loveが再ヒットし、SMAP x SMAP(フジテレビ)の海外の超一流スターとSMAPの共演コーナーにも出演


 

 

Q 英語が全く話せなかったとのことですが渡米時はどのような状況でしたか?

グループは皆アフリカ系アメリカ人で、当然英語での会話になりますのでかなり必死で勉強しました。最初はYesかNoしか言えないような状態で、しかも何を言ってるのかもよくわかりませんでした。ありがたいことに皆とても理解のある方々でしたので音楽さえできていれば言葉話せなくてもまあいい、みたいな温情をいただき何とか続けることができました(笑)


 

 

Qその状態からどうやって英語が話せるようになったのですか?

よく英語圏に住めば英語が話せるようになると思われがちですが、これは全くの誤解で、私が住んでいたニューヨークにも30年、40年住んでいて英語が全然話せない方がたくさんいました。話せるようになった人に共通しているのは自分で学んだかどうかというところです。私自身も結構自分で学びました。やはり英語はインプットが大事なのでアウトプットの環境があるだけでは話せるようにはならないんですよね。


 

 

Q具体的にはどのようなことをされたのでしょう?

一番やったのはシャドーイングですね。それから文法も参考書を一通りおさらいしました。あとはひたすら映画やドラマを見たり、ニュースを見たりなどです。渡米後最初の3ヶ月は語学学校にも通いましたがこれは全く私には意味がありませんでした。自分で学び出したのは語学学校では話せるようになれる気が全くしないと感じて焦りがあったからです。


 

 

Q やはりそれなりに自分で多くのことをやらないと話せるようになれないということでしょうか?

自分で学ぶことはとても重要ですが、人ってそんなに強くないんです。毎日モチベーションや体のコンディションなんかも変わるのでその中で自分一人で一つのことをやり続けるというのは簡単ではないと思います。私自身はたまたまやらないと生きていけない(笑)環境にいたために何とか継続することができましたが、もしそういう状況ではなかったら難しかったと思います。実際にアメリカに行く以前にスクール型の英会話教室でほとんど行くことなく挫折した経験もあります。


 

 

Qそれはどのようなご経験ですか?

普通にそこらにある大手の英会話スクールですね。アメリカに行きたいという漠然な思いはありましたが英語が不安だったので通ってみようと。実際に通ってみるとやはり生徒任せというか、あとは自分でどうぞみたいな感じでしたので、なかなか集中して取り組むことはできなかったです。しばらくしたらレッスンはほとんど消化しないままそのスクールは破産してしまいました。かなりの大金をつぎ込みましたがレッスンはほとんど消化することもないまま返金もありませんでした。そのスクールは経営が変わってまた同じ名前で今もやっています。


 

 

Q 既存の英会話スクールの他に現在はオンライン英会話スクールなどもありますがどのようにお考えですか?

どちらもそれぞれの良さがありますが、共通しているのは、自分からやらない限り伸びることはないという自己責任になっているところです。英会話業界はこの自己責任であることをを上手に利用して長年やってきている側面があります。つまり、お金だけ払って諦める生徒をたくさん抱えることが利益を生む仕組みです。そもそも経営がこの上に成り立っていたため私もスクールの破産に合うはめになってしまいましたが、どこのスクールも基本は同じでやるかやらないかは本人次第というところになっているかと思います。


 

 

Q ではどのようなスクールが理想的なのでしょうか?

最近はインターネットのおかげで、アプリや電子書籍などでも学習できるようになり、また今まで簡単には入手できなかった参考書も容易に手に入れることができます。またオンライン英会話など比較的安価でアウトプットを鍛えることができる手段もあり、英語を学習できる環境は揃っています。しかし、環境があっても継続できる人は限られており、ほとんどの人が途中で挫折してしまいます。つまり、継続できるかどうかというところが英会話が身につくかどうかの鍵となっています。この継続性に着眼しているスクールが最も良いスクールであると考えています。


 

 

Q 継続性への答えが担任制英会話ということでしょうか?

はい、生徒側のやる気次第であった従来のシステムではなく、それぞれの生徒にあったレベル、進み方で担任の講師が責任を持って長期的にリードし一人一人の生徒をプロデュースするようなコーチスタイルが理想だと考えています。英語学習者は大きく分けると初級、中級、上級となりますが、ひとりで英語を学んでいけるようになるのは上級者だけです。初級、中級の学習者には、挫折せずにそこまでたどり着くための手助けが必要なんです。


 

 

Q 大手オンラインスクールでのご自身の講師としてのご経験はどのように影響されていますか?

オンライン英会話スクールでは、英語を話せるようになりたいという日本人がこれほどたくさんいて、毎月多くの方が入会してくるにも関わらず、数ヶ月後にはたくさんの悩み相談をいただきます。このままで話せるようになれると思えない、どう勉強したらいいかわからないなどです。相談される方はまだ繋がっていますが、悩みを相談されずに数ヶ月で退会される方は数え切れないほどいると考えています。このような方々は現在の英会話スクール業界による被害者でもあると思っています。過剰な広告で引き寄せて入会後は自己責任で放置というようなビジネススタイルのためです。これはとても残念なことで、本来は生徒が目的を達成されるために力になることで対価として代金をいただくわけですからフェアになるように正されなければいけないと思っています。現在のオンラインスクールの授業料は安すぎてそれをできるための原資にはならないためこのようなグレーなビジネスの温床となっていることが一番の問題です。


 

 

Q 講師は全員バイリンガルの日本人ということですがなぜそのようになったのでしょうか?

オンラインスクールが出てくる以前から大手の英会話教室などでもネイティブの講師を前面に出してブランド化してきた背景があります。ネイティブから学ぶというのは一見理にかなっているようにも思えますが、時間、費用対効果を考えた場合、上級者向けの短期でのレッスンには向いていますが長期的にというのは無理があります。既存のスクールの授業料が高額なのはこのためです。また、上級者にとっては得られるものの割合も高くはなりますが、初級、中級者にとって理解することも難しく、誤解したまま学んでしまうことも多くあります。そもそも理解できなくても質問の仕方がわかりませんと言う状態です。費用を抑えるためにオンラインスクールなどで採用されているネイティブでもなく日本人でもない講師にも同じことが言えます。そういう状況のもと理想の講師像を言えばネイティブと同等レベルの英語力で生徒が100パーセント理解できるように時には日本語で説明することができる日本人バイリンガル講師が最も適正であり、以前は日本人講師の質が疑問視されておりましたが最近では多くの日本人がネイティブと同様の発音で同レベルで話すことができるようになっていて、その数は増え続けていますのでこれからは日本人バイリンガル講師が最も求められる講師となっていくことと思います。


 

 

 日本人バイリンガル講師の他にどのようなことを重視されていますか?

講師、生徒ともにフェア(公平)な環境を提供するということを重視しています。オンライン英会話などの台頭で英語業界は価格破壊が起こり、レッスンの金額が安くなったため英語に触れる日本人の人口は多くなりました。このこと自体はとても素晴らしいことです。しかしレッスンの金額があまりにも安すぎるため、貨幣価値の違う国の講師でしか成り立たなくなってしまっていて、最も優秀とされる日本人バイリンガル講師ではビジネスとして成り立たないほどです。このことは結果的に質よりも金額重視という流れになってしまい本当に学びたい人にとっては恩恵が受けられません。実際に、オンライン英会話登場後も、学習者の8割は挫折すると言われております。このことは金額が安いだけでは結果が得られにくいことを証明しています。今この業界に必要なのは最高のパフォーマンス、クオリティが出せる日本人バイリンガル講師の恩恵をよりたくさんの学習者が受けられるように価格を適正に戻すことです。そうすることで日本人バイリンガル講師が一生の職業として成り立つような相乗効果を生み出すことができ、日本全体の英語力の向上にも繋がっていくことと考えています。


 

 

Q Katie’sのレッスンはオンラインスタイルですが、実際のスクールスタイルとの違いはなんでしょうか?

一番の違いはコストです。スクールで One on One(マンツーマン)スタイルでのレッスンを提供すると場所、人件費などが高額になりその分レッスン代金に反映されてしまいます。今のテクノロジーでは映像、音声の品質ともに実際に目の前にいるのと変わらないほどのクオリティがありますので品質面での違いは全くありません。むしろスクールまで行く必要はなく、自宅、カフェなどインターネット環境があればどこでもレッスンを受けられる分オンラインレッスンに分があるように思えます。品質はそのままで価格が抑えられますのでスクールよりも格段に安い金額でレッスンを提供できるメリットがあります。スマホ、タブレットなどが得意でない方には導入サポートを厚くすることでオンラインレッスンというプラットフォームへの導入に手助けをしたいと思っています。


 

 

Q Katie’sでは講師のプロフィールは公開されないのですか?

現在は価格破壊とともに英会話業界があまりにもビジネス化されすぎていて業界のモラルも崩壊しているように思えます。講師は商品ではなく教育者であり、一個人でもありますので講師のプライバシーを守るのは会社の役目であり業界の役目であると思っています。星評価や写真、ビデオ、経歴の掲載などで一人の人間をサービスや商品として公開してしまっている業界の傾向にはとても違和感を感じており、その必要はないと考えております。また、出産、育児などの都合でフルタイムで働くことが難しい優秀な日本人バイリンガルを講師として積極的に採用することでライフスタイルを維持したまま講師が活躍できるような環境も提供し日本中のバイリンガルお母さん、お父さんを応援していきます。講師のプロフィールは公開する必要はなく、その代わりに全責任を負う私の人生の経歴、プロフィールを公表し、私の提唱するスタイルが本物であることを証明することで皆様のご信頼をいただければと思っております。


 

 

Q 実際に英語が話せるようになるんでしょうか?

習得時期には個人差はもちろんありますが、私を含め講師全員が日本で生まれ育ち英語ゼロからバイリンガルになるまでに至っていますのでその経験をシェアし、担当講師が正しい方向に導くことで必ず話せるようになり、全ての方にその機会があると確信しています。日本人バイリンガルレベルになるまでは近い道のりではありませんが、目安としては、1年で海外で問題なくコミュニケーションができるレベル、2年で英語での会話を楽しむことができ、英語を使った仕事に従事できるレベルを目標としています。担任制で挫折することがなく続けられれば必ずこの目標を達成でき、2年から先はもうご自身で英語を学び日本人バイリンガルを目指せるレベルにはなっていますので当レッスンを卒業しても挫折することはないと信じています。このような具体的な目標を提示することで学習者の方に責任を持ち真摯に向き合っていきたいと思っています。学習者の自己責任を落としどころにして学習者がお金だけ失うようなことは絶対にあってはいけないと考えておりますのでご安心いただけると思います。


 

 

Q 検討をされている方に一言お願いします。

英語でコミュニケーションをできるということは人生で視野が何倍にも広がります。ぜひ皆様に新しい価値観、世界を体験してもらいたいと思っています。英語は一生のスキルになりますのである程度の時間と金額の投資は必要ですが、必ずそれ以上の見返りが期待できます。これから始められる方はもちろんのこと、他のスクールでうまくいかなかった方や挫折経験のある方には特に知ってもらいたいと思います。私もかつてその一人でしたので。


 

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