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英会話業界が触れたがらない真実/第11回/講師の在籍する国

第10回

講師の在籍する国

今回は講師の在籍する国についてお話しします。

今から30年くらい前でしょうか、英会話といえば大手のE社がTVコマーシャルなどで知名度が上がり、さらにそれを追随するように続々と英会話スクールが登場しました。このころのトレンドは日本にいながらネイティブと会話ができるという、実際にアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人などを日本に連れてきて講師として雇うというスタイルでした。

そして今から15年くらい前でしょうか、オンライン英会話が登場します。これはとても画期的でした。母国語ではないものの高い英語知識レベルがあるフィリピン人を講師として現地で雇うため圧倒的な低価格でレッスンが提供できるというもので、ここにビジネスチャンスを見出した会社が続々と登場しました。今ではこのスタイルの会社は数百社以上あります。

現在はフィリピン人だけではなく、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカなどの英語圏ではない国の講師からレッスンを受けることができるという急速なグローバル化が行われています。

英語の学習者にとって、特に初心者には、英語を話す人はみな同じように見えます。そこにはその講師の英語への疑いが全くない状態です。

つまり、英語を話していて講師なのだから問題ないはずと思われているのです。ところが実際はどうなのでしょうか。

言葉は文化と密接に結びついています。英語という言葉はイギリスからはじまり、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどに広がり現在では世界レベルで共用語として認識されていますが、もともとはこれらの国の文化に基づいています。

オンライン英会話を運営する会社がコストを安くするために積極的に採用しているアジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカなどの英語圏ではない国の講師のほとんどはこれらの英語圏の国に行ったたことがないながらも”勉強したために英語をつかうことができる”という状態です。言い方を変えれば英語の表面的な部分を使ってコミュニケーションをすることができる状態です。

そのレベルの英語でいいから習いたいとわかっていてそれを選択する学習者にはそのオプションがあって良いと思いますが、問題なのは、そういう事実は表にはださず、そうではないように見せかけられている英会話業界のビジネスのあり方です。

わかりやすい例でいうと韓国語を習いたい日本人学習者が韓国に行ったことすらないアルゼンチン人(あくまでも例えなので特定の人種を意味するものではありません)に習っているような状態です。

学習者が違いがわからない段階でそこを積極的に利用したこのような英会話ビジネスは正されるべきではありますが、目に見えないというそのような会社にとって好都合な状況が状況が続いています。

コストとの側面も考えて、必ずしもオリジナルがベストというわけではありませんが、コピーをする場合はオリジナルに限りなく近い状態であることも重要です。オリジナルから劣化したコピーをさらにコピーしてそこにお金を支払うというのは本来消費者が望む消費行動ではないはずです。

もちろんこのような非英語圏でも留学や仕事などで英語圏での生活経験があったりなどの素晴らしい講師はいますのでそのような講師から習うことで受けられる恩恵もあります。ただその割合は極端に低いにもかかわらずそのことを表には出さずにビジネスをしていることが問題なのです。

お金と時間を無駄にしないためにも多くのオンライン英会話スクールが利用している*アフィリエイトサイトなどのからくりに引っかからないように気をつけましょう。

*アフィリエイトサイト

商品おすすめサイトのような形でいかにも情報を提供しているような形態で第三者的に商品やサービスを評価しているように見えるが、実はその商品やサービスを提供している会社から報酬をもらっているステルスマーケティング。グーグル検索などで、”〇〇 おすすめ” などと入れると出てくるおすすめサイトのほとんどはこのアフィリエイトです。ライターは報酬が目当てなので報酬が高い会社の商品、サービスをすすめます。

Katie’sはアフィリエイトサイトはユーザーがインターネットで正しい情報を得るための弊害と考えます。広告は広告主であることを表示する義務があるからです。このようなステルスマーケティングは利用しておらず、今後も利用することはございませんのでご安心ください。

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