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英会話業界が触れたがらない真実/第8回/人が人を育てる

第8回

人が人を育てる

英語が話せるようになりたい

英会話を学ぶ方は皆さんそう思っているので、よし、これから頑張ろうという一定の覚悟をして取り組みます。この初心の部分はとてもピュアな部分であって、ここから打算的な人はほとんどいません。

でも、世の中は残念ながらこういうピュアな気持ちほど騙しやすくお金になりやすいという側面があります。

ダイエットしたい

綺麗な肌でいたい

理想のパートナーを見つけたい

ゴルフが上手くなりたい

他にも〇〇になりたいという切実に思っている気持ちというのはたくさんありますが、ピュアであればあるほど実は狙われやすく、お金と時間だけ失うということに陥ることも少なくありません。なぜならこれらはビジネスという大義名分のもと利用規約や免責事項、抜け道などで効果がでなくても逃げられるようになっているからです。

上記の例は結果が目に見えるだけまだましなほうかも知れませんが、英会話においては問題がとても深刻です。なぜなら結果が目に見えないからです。英会話だけではなく、全てのスキル習得物では、本人がトレーニングをしない限りは上達はありません。そういう意味では自己責任ではあるのですが、そもそもトレーニングがその人に合っていない場合はどうでしょうか?これは本人の自己責任ではなく、そのようなトレーニングを提供している側の問題です。

英会話業界で運営側に携わっていると、いかに一人一人のバックグラウンドが異なるかがよくわかります。今までの英語への関わり方だけではなく、性格や学習者の思い、経済状況なども含めて、一人一人異なる人生を歩んでいる中で一つのカテゴリーにまとめて同じメソッドで学習を強いることが、成果を上げるという目標に対していかに無謀なことなのかを思い知らされます。

つまり、日本人の英会話習得において、”こうすればできる”という絶対的なメソッドやトレーニングは存在しないんです。それをわかっていながらそのようなキャッチコピーやスクール方針でビジネスを続ける英会話業界は、ダイエットや美容商法で”結果に個人差があります”というよく目にする怪しい誇大広告となんら変わりはありません。むしろ結果は目に見えない分もっと厄介なビジネスなのです。

一番の問題は、初心で”英語が話せるようになりたい”と思っていた人のピュアな気持ちを踏みにじっているところです。お金と時間だけを失い、実現できていれば未来が広がり、様々な可能性があったであろう将来すらも奪われているからです。これをわかっていながら現在もその犠牲者を増やしている悪徳英会話ビジネスは社会にとって害でしかありません。

Katie’sのコンセプトが、統一教材を使わずに日本人による担任制マンツーマンレッスンであるのは、このような悪徳な英会話ビジネスに対する挑戦です。一人一人に合わせて必要な要素をトレーナーが見極めて必要な対策をすることで一つ一つ問題を解決していく、この積み重ねの上にスキル習得があり、トレーナーはそこへ導くために学習者を担任として長期間にわたって見極めながらリードする、こうすることでしか初級、中級から挫折をせずに英会話を習得できることはほぼ有り得ないからです。(稀にどんな環境でもストイックに継続しつづけられる方もごくわずかですがいるのは事実です)

学習者もトレーナーも人であるからこそ可能な”人が人を育てる”という教育の原点はどんなにITが発展しても覆されることはありません。テクノロジーは便利で効率的なツールを生み出しますが、ツールにすぎなく、人を育てることまではできないのです。ツールをどのように使うかは人次第ではありますが、人の助けが必要な人にはツールではなく人が必要なのです。

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